京都大学 クリニカル シミュレーションセンター Kyoto University Hospital Clinical Simulation Center京都大学医学部附属病院
クリニカル
シミュレーションセンター

Kyoto University Hospital
Clinical Simulation Center

先端的シミュレーションの取組

医学の分野では卒前・卒後教育から専門的な診療手技修得に至るまで、実際の医療現場を模した各種の疑似環境の中で行うシミュレーション教育が重視されています。
ロールプレイ、シミュレータと呼ばれる人体モデル・臓器モデルなどを用いたものなど多岐にわたりますが、近年バーチャル・リアリティ(VR)との融合も注目されています。
当センターでもVRを用いた教材作成に先進的に取り組んでいます。
2020年度からは、医学生の診察手技の教育のための教材作成も始めました。
産学連携としてこれまでに作成した教育コンテンツとしては、身体診察(胸部聴診・腹部触診・神経診察)を学ぶ教材、
新生児から成人までの心肺蘇生を学ぶ教材、皮下注射を学ぶ教材、PALS(小児心配蘇生)を学ぶ教材など
があります。
また、工学との連携では、小児の骨髄穿刺に関するシミュレータ開発・研究、用手換気に関するシミュレータ開発・研究に取り組んでいます。
今後も医学・工学・産業の連携をとりながら、更なる研究・開発を進めていきます。

VR教材を用いた身体診察手技練習

当センター教員と京都大学医学教育・国際化推進センター教員との共同で身体診察を学ぶVR教材を作成しました。
この教材を使用して、胸部聴診[呼吸音・心音]、腹部触診、神経診察を学ぶことができます。
学習者はVRゴーグル(ヘッドマウントディスプレイ)を装着して仮想空間内で自分の手を動かしながら、
身体診察の手技を学び、練習することができます。
また、VRゴーグルとTVモニターを繋ぐことで、学習者が見ている仮想空間を複数の学習者とシェアをして学び合うことも可能です。

VR実習のデモンストレーション動画

身体診察に関するVR実習のデモンストレーションの様子です。

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